米国VIの「ロスカットレート」最適な価格帯は?|その設定方法も解説

 

米国VIについてのよくある疑問のひとつに「ロスカットレートをどうするか?」があります。「どの価格帯に設定すべきか?」「設定を変更する方法は?」「そもそもロスカットレートとは?」など……、今回はそうした悩みを解決します。

 

米国VIトレードでは特に、ロスカットレートの設定が「命」となります。以下、ロスカットレートの基礎知識に加え、最適なロスカットレートの設定をご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

1.そもそもロスカットレートとは?

 

ロスカットレートと言われても、ピンと来ない方も多いでしょう。それはどのようなものなのでしょうか?

 

1-1.ロスカットレートとは「セーフティネット」

 

ロスカットレートを一口でいえば、「セーフティネット」です。「これ以上の損失を出したらマズイ」という価格帯までレートが動いたら、強制的に損切りすることで、それ以上の損失を防ぎます。

 

このことからロスカットレートは、

 

  • 買いでエントリーした場合:エントリー値よりも下に、売りのロスカット
  • 空売りでエントリーした場合:エントリー値よりも上に、買いのロスカット

 

がそれぞれ設定されることになります。

 

1-2.「ロスカットレート」と「決済注文」の違い

 

ロスカットレートと似た機能に「決済注文」があります。

 

 

決済注文は上図のように、エントリー時に操作する「注文」機能から設定可能。「逆指値+決済注文」を活用すると、ロスカットレートと似た設定にすることができます。

 

では、その違いはどこにあるのでしょうか。

 

  • 「ロスカットレート」の特徴:「①値を動かすことはできるが、取消は不可」「②有効期限はない」「③発動すると全ポジションがロスカットされる」
  • 「決済注文+逆指値」の特徴:「①設定しないことも可能」「②設定は最長で翌週末まで。それを過ぎると無効になる」「③一部のポジションのみ決済することもできる」

 

このように、ロスカットレートよりも決済注文のほうが柔軟な設定が可能です。ポジションの一部だけを損切りしたい、などの場合は、決済注文のほうが向いているでしょう。

 

2.米国VIの「ロスカットレート」最適な価格帯は?

 

ここからは、ロスカットレートをどこに設定するのが投資戦略として有利なのかを考えていきます。結論、僕が考えるロスカットレートの最適な場所は、以下の2つです。

 

①「山越え」の真上、「谷越え」の真下

 

米国VIにおけるロスカットレートの最適な場所の1つは、チャートの「山(高値)」の真上、もしくは「谷(安値)」の真下です。

 

空売りポジションのロスカットレートの例:「山」の真上

 

ショート(空売り)する場合、暫定的に「ここが山の天井かな」と思う場所でエントリーするはずです。つまり、峠を越して、下り坂になろうかという場所です。

 

そうした空売りのエントリーでは、山頂の真上にロスカットレートを設定するとよいでしょう。なぜなら、このロスカットレートにかかれば、「そこは山頂ではなかった」ことが確定するからです。

 

つまり、さらに上昇する可能性があるため、負けを認めたほうが賢明です。

 

買いポジションのロスカットレートの例:「谷」の真下

 

一方、買いの場合も考え方は同じです。暫定的に「ここが谷の底かな」という場所の真下にロスカットレートを設定します。ここを下回ることがあったら、見込み違いということで撤退します。

 

エントリーのタイミングについてはここでは深く触れませんが、あまりに早く「山だ、谷だ」と判断すると、さらに高い山や、深い谷に発展する可能性が高まります。しかし、確認作業に時間をかけすぎると、天井や底から離れた不利な位置でエントリーすることになります。その最適な見極めがポイントです。

 

②ロスカットレートを限界まで離して設定する方法も

 

ロスカットレートにおける2つ目の考え方は、「限界まで離して設定する」ことです。つまり、ロスカットされないようにする戦略です。

 

 

イメージでいえば、上図のような感じ。米国VIの過去最高値は「70」オーバーなので、「100」以上のロスカットレートを設定する場合、この戦略が該当します。

 

こうした考え方は、いわゆる「塩漬け」になりやすく、通常の株式投資などでは禁じ手です。

 

しかし、米国VIは長期的にはレンジ相場(横ばい)で推移します。一時的に上昇したとしても、長期的には必ず下降するため、こうした戦略が可能なのです。

 

3.中途半端なロスカットレートにはしない

 

ロスカットレートの設定は難しいもので、これという正解はありません。しかし個人的には、「中途半端な位置に設定しない」ことが重要だと考えています。

 

中途半端な設定とは、「エントリー値から近すぎず、遠すぎず」というもので、米国VIの空売りでいえば「30」くらいの設定です。

 

こうした中途半端なロスカットレートでは、ロスカットされるのは時間の問題です(数年に一度はロスカットされてしまうはずです)。しかも、エントリー値から中途半端に離れているので、ロスカットされた際の損失も大きくなります。

 

コンセプトを明確にし、思い切った設定にしましょう。

 

4.【図解で解説】ロスカットレートの設定方法

 

ここからはロスカットレートの設定方法を解説します。

 

前提知識として、ロスカットレートはポジションを持った瞬間に自動で設定されます。そのため、僕たちがすべきことは、ロスカットレートの値を変更することだけです。初期設定ではエントリーにかなり近い値に設定されているので、自身の戦略に合わせて変更します。

 

まず、GMOクリック証券CFDのアプリを立ち上げ、「左上のマーク」をタップします。

 

 

すると下記の画面になりますので、「保有/履歴」をタップ。

 

 

 

すると保有銘柄一覧が表示されます。「米国VI」→「ロスカットレート一括変更」の順でタップし、後は画面の操作に従ってロスカットレートを変更しましょう。

 

4-1.ロスカットレートが変更できない場合は?

 

ロスカットレートが変更できないことがまれにあります。この原因は、「証拠金の入金不足」です。そのロスカットレートに設定するだけの余力が足りていないのです。証拠金を追加で入金するか、ポジション量を少なくしましょう。

 

米国VIのレバレッジは5倍なので、その分、多めの証拠金の入金が必要となる点に注意してください。

 

5.米国VIで「勝つ人」と「負ける人」の違い

 

米国VIは長期的にみるとレンジ相場であるため、値動きが読みやすく、利益を出しやすい銘柄です。しかし、それでも損をしてしまう人がいます。

 

そうした人の多くは「コツコツドカン」、つまり相場急変時にロスカットに引っかかり、全て持って行かれてしまうパターンです。

 

「コツコツドカン」で損をしやすい人の特徴

  • エントリーのタイミングが早い(引きつけが甘い)
  • 入金額に対して、ポジション量が多すぎる
  • ロスカットレートの正しい設定方法を知らない

 

一方、その逆を行く人はしっかりと利益を出し続けることができます。

 

米国VIトレードで安定的に利益を出す人の特徴

  • 簡単にエントリーしない(十分に引きつけた逆張り)
  • 入金額に対して、ポジション量が小さい
  • ロスカットレートへの考え方が明確

 

米国VIトレードで勝つ方法は、言ってしまえば「これだけ」です。当然、その中にはロスカットレートへの考え方も含まれます。

 

上記を参考にし、最適なロスカットレートの設定にお役立ていただければ幸いです!

 

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