米国VIの「取引時間の長さ」がもたらす、想像以上のメリットとは

VIX投資法

 

GMOクリック証券の米国VIは、魅力的な銘柄です。

動きが読みやすく、「原則」どおりに売買すれば高いリターンが期待できます。

値動きが大きいので、加速度的に資産を増加させられるのもメリットですね。

 

しかし僕は、米国VIのメリットはそれだけではないと考えています。

それは、「取引時間が長いこと」です。

 

米国VI系銘柄の取引時間:

  • 米国VI:月曜~金曜の8:00~翌6:15(米国夏時間
    7:00~翌5:15)
  • 米国VIブル:月曜~金曜 23:30~翌6:00(米国夏時間 22:30~翌5:00)
  • 米国VIベア:月曜~金曜 23:30~翌6:00(米国夏時間 22:30~翌5:00)

(米国夏時間〈サマータイム〉とは、3月の第2日曜日~11月の第1日曜日の期間)

 

このように米国VIベアは、ほぼ24時間取引できます。

米国VIブル、米国VIベアと比較しても、圧倒的に取引時間が長いのです。

 

僕はこれを非常に大きなメリットと考えています。

「日本時間の昼間にトレードできる」といったありきたりな話ではなく、投資家のリターンに直結する話なのです。

今回は、米国VIの「取引時間の長さ」を活かしたトレード戦略について考えていきます。

 

取引時間が短いと「ギャップ」が怖い!

 

多くのトレーダーは、短い取引時間の中で戦っています。

米国VI以外の銘柄に目を向けてみると、もっとも目立つのは個別株のデイトレーダーです。

前場は9:00~11:30、後場は12:30~15:00の5時間が、個別株の取引時間となっています。

 

ただし、デイトレーダーと言えどもこの時間軸を必ず守っているとは言えず、後場が終了する15:00近くなってから、「次の日まで持ち越そう」と決める場合もあります。

株が1日で動ける値幅など知れており、上昇圧力が強ければ、数日間にわたって保有していたほうが効率よく稼ぐことができるからです。

 

しかし、この行為は同時に「ギャップダウン」の高いリスクをはらんでいます。

 

取引時間外のギャップは「ロシアン・ルーレット」

 

当日と前日との間の取引時間外の影響で、「窓を開ける」ように大きく相場が動いた場合、ストップロス・オーダー(損切り注文)が効きません。

 

デイトレーダーは長期投資家と比べ、少ない値幅しか取ることができません。

その分、大きなポジションを(場合によってはレバレッジをかけて)取ることで補っています。

この「大きなポジション量×ギャップ」の破壊力たるもの、場合によっては、過去1ヶ月のデイトレで得た利益を、すべてギャップで持って行かれます。

 

平気で2%ほどギャップで空けてくる(日経225の日足)

取引時間が短いと「ギャップ」が怖い!

 

安定した値動きの日経平均ですら、ギャップダウン時は2%くらい窓をあけてきます。

これはもしレバレッジ20倍(先物)だったら、総資産の40%を失う計算です。

 

個別株の信用取引では最大レバレッジは3倍ですが、その分、より頻繁に大きな値幅でギャップを空けてきます。

やはりギャップのリスクは非常に大きいのです。

 

このとき、運用資金がが少なければ少々損をしても「また稼げばいいか」と思えますが、億単位になってくると、毎日毎日がロシアン・ルーレットの気分です。

だから金額が大きくなってくると、取引時間が長くギャップのリスクが少ない、日経平均先物や、FXなどに移行するのでしょう。

ストップロス・オーダーが効かない一瞬があるだけでも、トレーダーからするととても怖いからです。

 

米国VIの取引時間はほぼ24時間(土日除く)

 

そういう視点で考えると、米国VIはほぼ24時間取引できるので、ギャップのリスクがほぼありません。

翌日に持ち越す場合も、ストップロス・オーダーを入れておけば、取引時間外となる1時間45分を除き、想定外のギャップはないのです。

 

ほぼギャップのない綺麗なチャート(米国VI日足)

米国VIの取引時間はほぼ24時間(土日除く)

 

ちょっと地味ではありますが、これはとても大きなメリットだと僕は思います。

 

多くの投資家が考える米国VIのメリットとしては、下記のような点がありますね。

 

  • 米国VIはCFDなので簡単にレバレッジを効かせられる
  • 買いからも売りからも入れる
  • 長期的にはレンジ相場を繰り返すので、値動きが読みやすい
  • 安定して動いてくれるボラティリティの高さ

 

また、1口あたりの必要証拠金が約3000円(変動あり)で始められるのも、個人投資家にはうれしいですね。

 

米国VIの取引時間はほぼ24時間(土日除く)

 

もちろん、これは大きなメリットです。

しかし僕は、これに加えて、

 

  • 取引時間が長いため、デイトレードのチャンスが多い
  • 取引時間が長いため、ほぼ24時間ストップロス・オーダーが効いており、ギャップのリスクが少ない

 

ということが特筆に値すると思います。

 

米国VIが、米国VIブルや米国VIベアのように、もし日本時間夜中の6時間半しか取引できなかったら、決して短期トレード向きの銘柄とは言えないでしょう。

(そもそもそんな時間に起きていられない笑)

 

米国VIブルと米国VIベアは夜中しか取引できないが……

 

もちろん、米国VIブルと米国VIベアは、それはそれで優秀な銘柄です。

取引時間は短いのですが、コンタンゴによる減価を狙った「長期保有」を前提と考えているので、また話は変わってきます。

日足レベルのギャップは、全然問題にならないんですね。

むしろ週足、月足レベルで考える銘柄だと言えるでしょう。

 

  • 米国VI:デイトレ~数日のスイングトレード向き。ロスカットありきのレバレッジ投資
  • 米国VIブル&ベア:コンタンゴ狙いの長期保有で活用。ロスカットはせず、レバレッジ1倍以下で運用

 

という使い分けが考えられます。

ブルとベアはレバレッジは1倍以下で運用し、ロスカットを前提しないゆったり投資法でも安定した利益を見込めるのがメリットですね。

 

米国VIは「225先物」や「FX」に匹敵するトレード銘柄です

 

ここまで述べてきたように、米国VIはその取引時間の長さから、短期トレーダーに最適のCFDです。

 

専業トレーダーの中には「僕は日経平均先物だけです」とか「FXしかやりません」という人がいますよね。

なぜならそれらの資産は、レバレッジを効かせられ、空売りでき、安定したボラティリティがあり、取引コストが安く、そして取引時間が長いからです。

 

であるならば、米国VIというマイナー銘柄も、しっかりとその条件を満たしています。

だから僕はある意味、「日経平均先物」とか「ドル円」などと同じくらい、短期トレーダー向きの銘柄だと考えています。

 

「持ち越すのはギャップが怖いからデイトレに徹している」という方は、米国VIの短期トレードという道がありますよ。

米国VIは、アメリカのS&P500と逆相関の値動きをするので、日経平均株価と関係も深く、よって個別株のデイトレからも移行しやすいでしょう。

挑戦してみる価値は十分にあります!

 

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